山田長政物語
1612年に静岡県からタイ(当時のシャム)に渡った人のことをご存じでしょうか?
タイ南部のパッルンの県の村の刺繍職人たちがクラジュード籠バッグを編んで、手刺繍しています。
山田長政はナコーンシータマラート県で生涯を終えたと伝えられています。
そこからパッタルン県までの距離は110~12-キロ。東京から、静岡、山梨、栃木の距離感覚です。
山田長政は江戸時代に入手が困難だった「赤い染料」を江戸幕府へ献上したと伝えられています。
私たちの作る天然植物由来のクラジュードを天然染料で染めています。
パッタルン県には、山田長政が目をつけた「赤い染料」以外にもたくさんの天然染料で染めています。
2025年春夏に先駆けて4色展開で受注を開始しました。
なし
タイの天然植物「シザール」は強い。細く漉いても繊維を保っています。私たちはその素材をフリンジ加工してバッグを作りましたコロナで一時的に廃業寸前に追い込まれましたが、バンコクのデザイナーがデザインを提供し、工場の灯が消えないように手を差し延べましたその村の工場を切り盛りしているのはナッチャンという女性です工場経営をしていた両親が他界して、事業を継承しました2020年のコロナ感染症の影響で売り上げは激減両親の残してくれた貴金属などの財産をお金に換えただひたすら、職人たちを職場に呼んで仕事を続けましたそして、ナッチャンに共鳴したデザイナーと組んでフリンジバッグを開発しましたこのバッグはバンコクのデザ
再生レザーを使用しています。ひとつひとつの木型で作る手法は、靴の作り方と似ています。丁寧に筆で色を塗り、ラッカー仕上げをして乾燥するまで丁寧に仕上げます。日本人の技術者が1990年にタイの現地工場の技術者として駐在していました。その先生に技術指導を受けました。その日本人の先生はリタイアしました。当時の教え子の一人Nattinunさんがその技術を継承しています。コロナ感染症により工場の維持は出来なくなりましたが、Nattinunさんは一人でコツコツ作り続けています。